入善町舟見にあるバーデン明日の温泉は、別名「天然の化粧水」とも言われ、しっとりなめらかなお肌になると、女性に大変人気のあるお湯ですぞ。
入善町のバーデン・バーデン
バーデン明日が位置する入善町舟見はその昔、北陸上街道を行き来する加賀藩の大名行列が利用し、宿場町として栄えた歴史ある場所。現在でも旧街道には、加賀藩が植えた松の木が、その当時の様子を物語っています。その松の木から、舟見山のふもとへ進むこと数分、里山の風景の中にバーデン明日が見えてきます。
バーデン明日の始まりは、創業者がお医者さんということもあり温浴施設での温泉療法が目的でした。バーデンという言葉は「入浴」という意味を持ち、ヨーロッパ有数の保養地として知られるドイツのバーデン・バーデンに由来します。
観光のお客さんはもちろんのこと、地元からも足繁く通われる方も多くいらっしゃるとか。訪れる方々をスタッフの皆さんが温かくもてなし、バーデン明日は、入善町の癒しの場として評判です。
また、平成27年(2015)には、近隣では珍しい手と足の両方を温めることができる無料の「手足ぬくもり ひばり野湯」が本館前にオープン。源泉の温度そのままの少し熱めのお湯が、旅や散策で疲れた体を癒してくれます。
心地よい開放感を楽しめる庭園露天風呂
源泉の温度は46.2度。加水はせず、湯量を調節するなどし、41.5〜42度程の丁度良い温度に保たれています。源泉の効能を薄めることなく贅沢にお湯につかれるのがなんとも嬉しいですね。♪
バーデン明日では、外風呂と内風呂があり、内風呂にはマッサージ効果抜群の打たせ湯や泡風呂、寝湯などバラエティに富んだ湯船につかることができます。
なかでも外せないのが、里山ならではの景色を楽しむことができる庭園露天風呂!今の季節、雪化粧に包まれた山々や庭園を眺めながらの雪見風呂は最高です♪さらに、広い空を見ながらお湯につかれば、心地よい開放感を心ゆくまで味わえます。
露天風呂のオススメの入浴方法は、まず入口付近のぬるめのお湯で体を慣らしてから、徐々に湯口の方へと進みじっくりと体を温める入り方。入口から奧に向かって温度の違いがあるので、自分のお好みの湯加減を探してみるのもいいですね。
2つの効果が揃った美人の湯
湯元である明日温泉の泉質は「ナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉」。この泉質は名湯や美人の湯と言われる温泉に多いとのこと。富山県内ではこの泉質を持つ温泉は少なく、わざわざこの泉質を求めて足を運ばれるお客さんもいらっしゃるとか。
バーデン明日の温泉は、美人の湯や美肌の湯とも呼ばれ、女性に大変人気があります。お湯の見た目は無色透明。お湯につかると、少しヌルヌルとした湯触りを感じることができます。このお湯がやさしく肌の汚れを落とし、つるつると肌をなめらかにしてくれます。
一般的に美肌効果のある温泉は、肌の汚れが落ちる分、水分が発散しやすく乾燥肌になりやすいと言われていますが、バーデン明日のお湯には、塩分が多く含まれているのが特徴で、この塩分が肌をしっとりと仕上げてくれます。お湯に溶け込んだ塩分が皮膜となって全身をコーティングすることによって、体から水分や熱を逃げにくくし、保湿効果が生まれ天然の化粧水とも言われています。湯上がり後の肌は、つるつる&しっとりで、温泉の別名が、美人の湯や美肌の湯と呼ばれるのにも納得がいきます!
〈温泉概要〉
泉質 ナトリウム炭酸水素塩、塩化物泉
効能 病後回復期、疲労回復、神経痛、関節痛、慢性消化器病、慢性皮膚病、慢性婦人病など
〈施設案内〉
庭園露天風呂2(男女各1)、内風呂2(男女各1)
日帰り入浴 大人(中学生以上)520円、小人(3歳以上)400円
「手足ぬくもり ひばり野湯」
料金:無料
営業時間:夏季(4月〜10月)6:00〜19:00、冬季(11月〜3月)8:00〜17:00
(2017年2月15日)