じぃ： 今日は、湯めぐりパスポートを使って延対寺荘のお風呂に入りに来ましたぞ。

フロントスタッフ： ようこそいらっしゃいました。

じぃ： それにしても、眺めが素晴らしいですなぁ。

フロントスタッフ： 宇奈月温泉の「延対寺荘」は、高岡の「延対寺旅館」の別館として、大正14年に開業しました。宇奈月温泉の開湯が大正12年ですから、温泉街では最も古い旅館のひとつです。建設当初、強い突風が吹きつけるため、ここに旅館をつくる、と言ったときにはみなさん驚かれたそうです。でも、創業者である延対寺みよは、「絶対に眺めの良いところに建てる！」という固い決心のもと、反対意見を押し切って、望みどおり当地で旅館を開きました。

じぃ： 館内のあちこちに飾ってある調度品、軸や色紙などにも、歴史を感じるのう。

フロントスタッフ： 延対寺荘は、お泊まりのお客様だけでなく、立ち寄り湯でもご利用いただけます。通常はお一人様1,000円のところ、冬の「あいらぶ湯」開催中なら、1,500円で3回利用できるお得な「湯めぐりパスポート」の入浴券が使えます。

じぃ： 旅館のお風呂を気軽に楽しめるので、わしもよく利用しておりますぞ。ではさっそく、露天風呂にまいろうかの。

じぃ： ふぅ、いいお湯であったのう。ちょっとロビーでひとやすみ。

猿飛くん：△△△◇◇◇◇。（意訳：格式ある旅館、って感じで、落ち着くよねぇ。）

じぃ： 眺めもいいし、文人たちに愛されたのも納得じゃ。わしもいい句が作れそうな気がします。

猿飛くん：＊＊〇〇★★★★★★。（意訳：なかなかいいんじゃない？ 京ちゃん、こんどは大浴場にも行ってみようよ。）

じぃ： いいですな。ききめ濃厚な美肌の湯で、今日もお肌つるつるじゃ！

フロントスタッフ： 宇奈月さま、延対寺荘自慢のお風呂、お楽しみいただけましたか？

じぃ： 結構なお風呂でした。いつ来てもきれいにされておって、感心します。

フロントスタッフ： ありがとうございます。・・・先ほどからお話し声が聞こえておりましたが、お連れの方は？

じぃ： えっ！！ いや、・・・もういっかいお風呂に入ってくると言って、いまさっきまでおったのですが。

フロントスタッフ： そうですか。お風呂ももちろんですが、こちらのロビーからの眺めも皆様にご好評をいただいております。ごゆっくり、おくつろぎくださいませ。

じぃ： （ひとりごと）・・・猿飛くんの言葉は、わしにしか分らぬからのう。ほかの人が見たら不思議な光景であったろうな。でも、猿飛くんはわしの大切な湯めぐり仲間。パスポートもまだあるし、猿飛くんを誘ってまた来ようっと。