「名水」を知る。
まち歩きの拠点となっているのは、生地のコミュニティセンター。生地の暮らしをいろんな角度から知ってもらえるよう、生地地区の各施設では、さまざまな体験コースが用意されています。富山の食を語るうえで外せない「昆布」と「かまぼこ」の工場見学。富山湾の冬の風物詩「地曳網」の体験。お魚のさばき方教室や、水だんごづくり。お食事も、温泉も、宿泊も、ゆったり滞在していただければ、まるごと生地を満喫できます。各施設のネットワークも充実していて、お客様のご希望に応じて、ガイドさんがそれぞれにコースを組んでくれます。
名水を汲みに、黒部に通ってこられる人も多いそうじゃ。
食べものがおいしいのも、名水のおかげ♪
生地名物、水だんご。
シンプルな真っ白のおだんごに、きな粉をかけて食べる「水だんご」。生地では超!メジャーな夏のおやつです。米粉(上新粉)と片栗粉を混ぜて熱湯でこね、蒸して、ついて、棒状にしたものを、食べやすい大きさに切ります。最後に「清水(しょうず)」で洗って、つめたーく冷やすのがポイント! 生地の名水だからこその味で、他のところの水では同じように作ってもこのおいしさにはなりません。この季節、ここでしか味わえない「ご当地スイーツ」です。
気持ちのこもった休憩所。
生地は、もともとの「観光地」ではありません。漁村のたたずまいが残る町並みと、おいしい名水を求めて多くの人が訪れるようになり、最初は「何を見に来ているんだろう」と思っていた地元の人たちの意識もだんだん変わってきました。元来、人情味あふれる土地柄で、お客様を迎えるからには楽しんでいってもらいたい、満足して帰ってもらいたい、そんな気持ちから受け入れ体制も整えられてきました。いくつか休憩所も開かれていますので、まち歩きの合間に、気軽に立ち寄ってみてください。
- 北洋の館
- 漁船で使われた機器・道具を展示。浮き玉の網かけ体験(要予約)もできます。
黒部市生地芦崎字下浦330 (生地鼻灯台そば)
OPEN/月曜~土曜 8:30~17:00 (日曜定休) - 休み処「あい」
- 名水で入れたコーヒー、どんどん焼き、水だんごなども販売。
生地中橋(回旋橋)から北へ徒歩2分
OPEN/土曜・日曜・祝日 10:00~16:00 (冬季休業) - 漁村文化ミュージアム
- 漁村文化の歴史を伝える資料を集めています。
黒部市生地中区263 (旧JAくろしん生地支店)
OPEN/10:00~16:00
夏には花火大会も。
毎年7月に行われる「くろべ生地浜海上花火大会」。海から噴水のようにはじける水中スターマインは、日本最大と言われています。夜空に打ち上げられる花火ももちろんキレイですが、水中スターマインは、やっぱり海岸から見るのが迫力満点。船から花火玉が海に投げ込まれ、船がさーっと逃げた後、ドーンと花火が上がります。どうして水のなかで花火が爆発するのか・・・は、深く考えないことにして、海面を染める光の競演をお楽しみください。
【くろべ生地浜海上花火大会】
開催日:2010年7月31日(土) 20:00~20:40
(雨天の場合、翌日に順延)
開催場所:黒部市生地浜大町海岸
(2010年6月15日)