くろべ市民交流センター「あおーよ」が建てられたがは、移転した黒部市役所の跡地。建物の老朽化が進んでいた図書館をはじめ、子育て支援センターや公民館などの機能を一か所にまとめ、誰でも気軽に立ち寄れること・人と人との交流を支援することを目的とした施設としてオープンしたがです。
また、関係人口（※）の拡大に向けた事業を行う「移住・人つなぎ支援センター」が開設され、それまで市役所内で別々の課にあった移住関連の窓口を一本化。黒部に何らかの形で関わりたい、地域の人・企業を紹介してほしいなど、ちょっとしたことでも気軽に相談できるようになったがですよ♪さらには、施設を利用する人たちにとって便利になったがはもちろん、「図書館」「子育て」「生涯学習」「移住」など、それぞれ違う目的で訪れる人たちの出会いの場としての役割もできたがです。
建物内は、通路にあたる部分が広くとってあり、全体的に開放的な造りになっとります。中央に配置された螺旋状の階段は、1階から4階までをゆるやかにつなぎ、階段を囲むスペースには、利用される人たちの興味が重なり合う空間として、テーマに合わせた本が展示されとります。

※関係人口：黒部市と継続的・流動的に関わる人

図書館は3階と4階にあり、3階は主に児童書や子育てに関する本、4階は小説や実用書などの一般書が並んどります。旧図書館よりも開架図書が多くなったがで、これまで書庫にあったような本も自由に閲覧できるようになったがですよ。館内には、あちこちに椅子やソファが置いてあるがで、本に囲まれながらゆっくり読書を楽しめます。集中したい人向けの学習室や、お話ができるグループ向けラウンジなどもあり、目的に応じて自由な過ごし方ができるがです。
また、3階・子育て支援センターのすぐそばには、図書館のキッズスペースや赤ちゃん向けの絵本のコーナーなど、関連性の高い空間や展示を置くことで、より気軽に立ち寄れるよう工夫されとります。
1階・2階にある貸室のスタジオや多目的ホールも、ガラス張りやオープンスペースになっとる部屋もあるがで、外部の人に見てもらいやすく仲間づくりに効果的。「あおーよ」での出会いをきっかけに、新しいことに挑戦したり、活動の輪を広げたりする動きも出始めとるがですって！

「あおーよ」の中にある各施設は、もともと個別に運営されとりましたが、今はそれぞれの特徴を活かして一緒に事業を行うことを目指しとられます。12月には、図書館・子育て支援・市民活動を組み合わせた「パパの育児応援プロジェクト」として、リトミック（※）・絵本・幼児食クッキングの親子講座が実施されます。
現在、「あおーよ」の職員の皆さんが想定していた以上に、利用者さん側から「こんな使い方はできますか？」という企画がいくつも持ち込まれとるそう。単体では実現が難しかったことでも、「あおーよ」という場を活用し、企業や学生、ボランティア団体との連携を深めていくことで、今までになかったアイディアを形にできるかもしれんがです。
「こんなことをやってみたい」というアイディアがある人は、ぜひ「あおーよ」で会おーよ！！

※リトミック：音楽と触れ合いながら、音楽能力や表現力、感性などの内面的能力や、反射神経などの身体能力も養う教育です。