のんびりした休日は朝日町なないろKAN周辺がおすすめ
富山県の最東部にある朝日町は、県内でも有数の遺跡が多くある町。ヒスイの加工場の遺跡や、縄文時代の集落の遺跡など紀元前の遺跡だけでも50カ所以上あるがです。江戸時代には越中(富山県)と越後(新潟県)の境目として、関所が設けられたり宿場町としても栄えました。
朝日町横水のなないろKAN周辺には美術館や歴史公園、縄文時代の遺跡など様々な時代の歴史と文化に触れることができる施設が隣接しとるがですよ。充実した体験教室もあって、歴史と文化に触れながらのんびりとした休日を過ごしたい方にお勧めながです♪
不動堂遺跡公園
不動堂遺跡は昭和48年(1973)に発見された、縄文時代中期の遺跡ながです。住居跡が19棟、食糧貯蔵庫と思われる深い穴が9個あり、たくさんの土器や石器が発見されたがですよ。そのなかでも第2号棟は巨大なもので、発見された当時は日本一の大きさをもった住居跡だったがです! 現在は公園内にタイプの異なる3棟が原寸大に復元されとって、どなたでも入ることができるがです。竪穴式住居に入ると古代人の生活を垣間見ることができるかも!
所在地 下新川郡朝日町不動堂5
TEL 0765-83-1100
お問い合わせ 朝日町商工観光課 朝日町教育委員会
百河豚美術館
百河豚(いっぷく)美術館は大阪の河豚(ふぐ)料理の老舗「太政」の創立者で朝日町出身の、青柳政次(あおやぎまさじ)さんが集めた日本、アジアの古美術品と、私財の寄付によって設立された美術館。
珍しい呼び名の「百河豚」という館名には、青柳さんが河豚100匹分程の体重があったがと、「いっぷくしていかれ、ゆっくりしていかれ」という意味が含まれとるそうながです。エントランスから眺める美術館には風格が漂っとるがですよ。
所在地 下新川郡朝日町不動堂6
TEL 0765-83-0100
入館料 一般:700円、高校生・大学生:500円、小学生・中学生:300円
開館時間 9:00〜17:00
休館日 月曜日(当日が祝日の時は翌日)、年末年始、展示替期間
URL http://ippukumuseum.web.fc2.com
朝日町歴史公園
なないろKANに隣接する歴史公園には、現在では見かけることが少ない水車小屋や、板葺屋根の古い家があるがです。この家は、県内最古の町家といわれる旧川上家を復元したものながです。江戸時代、朝日町の泊は宿場町として栄えとったそうながで、きっとこのような町屋で旅人は体を休めとったがでしょうね~。
建物の中では朝日町名物のバタバタ茶が無料で体験できるそう!晴れた日には芝生でのんびり散歩を楽しんで、バタバタ茶で一服するのもおすすめながです♪
所在地 下新川郡朝日町横水302-1
TEL 0765-83-1950(旧川上家)
入園料 無料
開館(利用)時間 9:00〜15:00
休館日 水曜日(12/15〜3/15まで閉園)
なないろKAN
なないろKANは、観て・食べて・体験できる施設で、観光客の方はもちろん、地元の方も多く出入りされる朝日町交流の場ながですよ!
館内は大きく7つの施設に分けられるがです。まず、館の入り口に向かう30メートルほどの通路の「もぎたて館」。ここでは毎週日曜日に朝市が開催されとって、地元農家さんやお店屋さんが25軒以上参加しとるがです。毎回大変な賑わいながですよ♪
もぎたて館を進み入口に入ると、エントランスにはでっかい石があるがです!これは何と重さ6トンもあるヒスイの原石。朝日町といえばヒスイ海岸と言われ、古代よりヒスイが流れ着く宮崎海岸がとっても有名ながですよ。このヒスイに触れると、何かいいことがあるかもながです…(-m-*)
エントランス右手の「あじわい館」は、白馬岳・朝日岳などの壮大な自然を一望して味わえる、地元食材を使った中華料理が人気なレストラン。エントランス奥の「みごたえ館」「たくみ館」「ふれあい館」は、絵本や大工道具、蓄音機などの展示物が見れる資料館。エントランス左手の「まなび館」は50人収容の会議室で、町のサークル活動や研修などに使われとるがです。そして「まなび館」の隣「てづくり館」には、陶芸工房やガラス工房があって、気軽に自分の作品づくりにチャレンジすることができる体験施設になっとるがです!!
一人でゆっくり時間を過ごすも良し、家族連れで楽しく体験してみるがも良し。これから寒くなる季節、色んな楽しみが盛りだくさんのなないろKANに来てみられませ~☆
所在地 下新川郡朝日町横水300
TEL 0765-83-3700
営業時間 9:00~21:00(月曜は17:00まで)
休館日 毎週火曜日(祝日の場合は翌日)
URL http://asahimachi.com/nanairo
(2012年11月27日)