きれい・良質・豊富な水を活かして
今日は、入善町にあるアサヒ飲料北陸工場へ来たがです☆ 話には聞いとったがですけど、緑豊かな田園風景のなかに建つ、とっても大きな工場ながです。
受付を済ませ、入り口から入っていくと、今日案内してくれるおねえさんがにこやかにお出迎えしてくれて、さっそく工場見学スタートです!
北陸工場は、平成6年(1994)2月に操業を始められたがです。アサヒ飲料の工場は、全国でも4つ(明石工場、北陸工場、富士山工場、六甲工場)しかないがですけど、ここ入善町に工場をつくる決め手になったがは、なんと言っても「水」。製品の原料となる地下水が豊富で、水質も良いことから、この地を選ばれたがだそうです。黒部川扇状地の地下を流れる伏流水は北アルプスの雪解け水が地層のあいだを流れるうちに磨かれたもの。もともときれいな水だから、飲料製造のために必要な前処理が少なくて済み、コストを抑えることができるがやって!自然の恵みであるおいしい水が、商品づくりに活かされとるがですね。
環境負荷低減の取り組み
北陸工場ではおもに缶コーヒー「WONDA(ワンダ)」シリーズや、缶の「十六茶」を生産しとられます。ラインは1本だけながですけど、1日5万ケース、150万本を生産し、関東地方を中心に、東日本に流通しているのはほぼ北陸工場でつくられたものながです!
環境に対する配慮もすごいがです。アサヒグループでは省エネや廃棄物の発生量を減らすことはもちろん、廃棄物をすべて再資源化する取り組み(ゼロ・エミッション)をしておられて、従来「ゴミ」として処分されていたものでも、みんな資源として活用するがだそうです。
コーヒーかすはバイオディーゼル燃料や農業用肥料に、スチール缶は建材に、ペットボトルは作業服に、・・・というように工場から出される廃棄物すべてが、何かしらの形で生まれ変わっとるがです。この取り組みはオフィスでも徹底されとって、ボールペン1本であっても、細かく分別しなければいけないんだとか。工場で働くみなさんの環境意識の高さには、尊敬の念を覚えるがです・・・。
作り方を知れば、もっとおいしい
2階に案内され、いよいよ工場内の見学です。工場内はオートメーション化されとって、人の姿はほとんど見られません。最初に、挽いたコーヒー豆に熱湯を注いで、原液を作るがです。水は工場の地下180メートルからくみ上げられ、6段ろ過装置で純水にして使います。抽出されたコーヒーに砂糖やミルクを加え、缶に入れてフタをしたら、今度は釜のなかに入れて殺菌。その後、缶の底に賞味期限などを印字して、機械と人の目による厳しいチェックを経て、箱詰め工程へ。最終検査に合格したら、出荷されるがです。
どこを見てもたくさんの缶・缶・缶・・・。ラインを流れる缶のあまりの多さに圧倒されつつ、次に案内されたがは眺めのいいお部屋。ここでは、製品の試飲をするがですよ! 缶の裏に北陸工場の製造所固有記号「U」が印字されているのを確認したら、タブを開けてゴクリ。ふだんなにげなく飲んどったがですけど、地元の水が使われとると思ったら、いつも以上においしく感じるちゃねっ!!グッズ販売コーナーでおみやげもゲットして、大満足の工場見学だったがですよ~☆
【アサヒ飲料 北陸工場】
入善町若栗新321-1
TEL 0765-78-2800
《工場見学》
見学可能時間 10:00~12:00、13:00~15:00(所要時間:約60分)
定休日 土曜日、日曜日、祝日、年末年始
入場料 無料
見学可能人数 2名~50名
アクセス あいの風とやま鉄道入善駅から車で15分/北陸自動車道黒部ICから車で10分
※見学をご希望の方は、前日までにお電話でお申し込みください。但し、先着順となります。
(電話予約受付 平日9:00~16:00)
※お車を運転される方、未成年者、妊娠中や授乳期の方は、ビールなどの酒類の試飲はできません。
(2012年4月27日)