星空の下の癒し空間
黒部市吉田科学館といえば、プラネタリウムが有名! 宇宙の神秘や星座の物語などを、迫力のドームスクリーンで紹介しとるがです。番組は季節ごとに入れ替えされとって、年に1本(おもに夏番組)は地元の昔話などにちなんだオリジナル番組を制作。星だけではなく、ふるさとの歴史や自然にふれる学習番組としても、見ごたえがあるがです。
土・日・祝日には、投映前に科学館のスタッフさんによる「今夜の星空案内」(生解説)があり、2011年10月からは時間や場所を自由に設定して宇宙空間を体験できる4次元デジタル宇宙ビューワー「Mitaka(ミタカ)」の投映も始まって、ますます盛りだくさんの内容ながです。
プラネタリウムの満天の星空を眺めていると、からだも心もリラックス。通常の番組以外に、ヒーリング音楽のコンサートや、リラクゼーションプラネタリウム、妊婦さん向けのマタニティプラネタリウムも行われとって、癒しのスポットになっとるがです。
ロマンチック
ながです~☆
リラクゼーションやマタニティとな!様々な企画があるのじゃの~!
プラネタリウムは日本海側最大級
黒部市吉田科学館のプラネタリウムは、直径20メートル、座席数233席で、実は日本海側では最大級の大きさながです。ドームが大きいと、それだけ実際の星空に近い感覚で見られるから、解説を聞くときもわかりやすいがです。
昭和61年(1986)6月にオープンしたときから使っている投映機(ミノルタ、MS-20AT)は、今も現役で稼働中! 同機は1980年から1990年代前半にかけて製造された光学式のプラネタリウム投映機で、MSシリーズではもっとも大きなタイプ。日本国内では3台あったものですが、いま稼働しているのは黒部市吉田科学館と広島市こども文化科学館の2台だけながです(2011年11月現在)。大事に使って、まだまだがんばってほしいがです☆
光学式プラネタリウムの魅力は、デジタル式に比べて、本物に近い星の光を再現できること。数ミクロンという小さい穴が開いた恒星原板に光を当て、その光をレンズで集めてスクリーンに映し出しとるがです。ちなみにMS-20が映せる星の数は約13,500個。実際の星空では、肉眼で見えるのは6等星ぐらいまでの6,000個って言われとるがで、2倍以上の星が見られるがです!
手づくりの科学おもちゃが人気
プラネタリウムをぐるっと囲む回廊には、いろいろな実験装置が展示されとるがです。ほとんどがペットボトルや段ボールなど、身近な材料で手づくりされたもの。「これなら家でも作れるかも。」というものばかりながです。立派な装置じゃなくても、科学の不思議を体験できて、子どもたちにも大人気♪ ビー玉を転がしたり、楽器で音を出したりして遊んでいるうちに、楽しみながら科学の世界にふれることができるがです。
エントランスホールにも、わくわくする展示物がいっぱい。魚津市立西部中学校から譲り受けた光学式プラネタリウム投映機(五藤光学研究所、マーキュリー、昭和42年)を間近で見られたり、世界各国の星座早見盤や、ガリレオが製作した望遠鏡のレプリカ、プラネタリウムの恒星原板なども実際に手に取って見ることができるがです。
もっと知りたい!と思ったら、恥ずかしがらずにスタッフの方に質問するがです!! やさしく丁寧に教えてくれっしゃるから、科学館がもっと楽しくなること間違いないちゃ☆
好奇心を
くすぐられるがです~!
幅広いテーマで楽しく学ぶ
毎日行われているサイエンスショーでは、身近なテーマを科学実験で解説。見てるだけじゃなく、自分でもやってみたくなる実験が多いがです。夏休みには、子どもたちの自由研究の相談にも乗ってくれるがですよ。月に1~2回程度開催される自然観察会や工作教室は、どこかに必ず科学的な要素が盛り込まれ、「科学館」らしい企画になっとるがです。
最近では小惑星探査機「はやぶさ」関連の講演会なども開催され、日本が誇る最先端テクノロジーが紹介されました。珍しい天文現象があるときなどは、科学館で観測のポイントを教えてもらえたり、関連資料の展示があったりするので要チェック☆ 通うほど、新しい発見があって飽きんがです。
全部見ようと思ったら、半日じゃ足りんかも・・・。お弁当を持参すれば、館内の自販機コーナーで飲食は可能。天気が良ければ科学館そばの親水公園も気持ちいいがです。ぜひぜひ、一日ゆっくり楽しんでってください!
子どもはもちろん、大人も楽しめるスポットじゃのぅ!
大きくなったらプラネタリウムデートするがです☆
【黒部市吉田科学館】
富山県黒部市吉田574-1
TEL:0765-57-0610
FAX:0765-57-0630
開館時間 9:00~16:30(イベント等により変更があります。)
休館日 月曜日、祝日の翌日、年末年始
入館料 無料(プラネタリウム・3Dビジョン観覧は有料です。)
プラネタリウム観覧料 大人300円、高校・大学生150円、中学生以下無料
アクセス 北陸自動車道 黒部I.C.より車で15分/JR生地駅より徒歩5分/富山地鉄バス(生地・三日市循環線)吉田科学館前下車すぐ
ホームページ http://www.kysm.or.jp/
(2011年11月25日)