うわさをたよりにお店探し
海のレジャースポットとして有名な石田ですが、町のなかには地元の人に愛される実力派のお店があるらしい、といううわさ。海で遊ぶにはちょっと季節外れですが、お散歩がてら、石田のまちを散策してきました。
おいしいうわさが
聞こえるがです☆
紙谷製菓舗
富山地方鉄道の電鉄石田駅からスタート。「駅前にオムレットがおいしいお菓子屋さんがある」と聞いて来たのですが、それらしき看板は見当たりません。・・・でも、ガラス越しに見えるショーケースに「KAMIYA」の文字、もしかしてココ? おそるおそる入ってみると、おじいちゃんがお店番。白い服を着ておられるので、職人さんのようです。お店のなかには、オムレットだけではなく、カステラや和菓子もありました。
(※閉店いたしました)
下坂商店
県道を渡り、郵便局の角を曲がって行くと、左手に昆布屋さんが。富山県は、全国でも有数の昆布消費県。「富山のおばあちゃんは、おしゃぶり昆布を常備している」という説がささやかれるほど、コンブ大好き県民なのです。お料理にも昆布は欠かせません。昆布巻や煮物に使える「早煮昆布」、おやつにおいしい「昆布あめ」、白くてふわふわの「とろろ昆布」など、たくさんの昆布が並んでいました。
朝日屋ようかん
お店の前には「朝日屋の羊羹(ようかん)」の看板。昔ながらの店構え、入口の引き戸が時代を感じさせます。黒部で羊羹といえば、朝日屋さん! とっても有名なんですが、びっくりするほどお店は小ぢんまりしています。工場は隣にあって、もとは銀行の建物だったとか。羊羹だけでも、「小倉」(つぶあん)、「本煉」(白)、「挽茶」(緑)、「黒煉」(こしあん)の4種類もあって、迷ってしまいます。食べやすい一口サイズもありました。
ムッティ・ファティ
かわいらしい外観のケーキ屋さん。素材にこだわるのはもちろん、シンプルで食べやすいケーキを追究しておられます。口あたりが軽めのケーキなので、ひとつだけでは物足りなく感じるかも。一度に2~3個食べられます。焼き菓子もいろいろ。同じ石田地区の濱田ファームさんの米粉を使ったロールケーキもありました。ちょっとわかりにくい場所にありますが、探して行くだけの価値はあります!イートインのコーナーあり。
新たな名所も登場
2011年2月には、加賀藩ゆかりの藩倉の前に念願のトイレが完成。倉を管理している中野工業さんがつくられたもので、ちょっとした休憩所として、新たな観光スポットになりそうです。倉の前のお庭には、夏にホタルが見られるビオトープもつくられています。
春には、黒瀬川沿いの桜堤。地元の人の手によってよみがえった枝垂れ桜の並木(約300本)がとってもきれいで、おすすめのお散歩コースです。もうすぐ始まる「春のくろワンきっぷ」(黒部ワンコイン・フリーきっぷ)を使って黒部の桜めぐりをするときには、石田にもぜひ立ち寄ってみてください!
旅した日:2月上旬、晴れた日の昼下がり
所要時間:約2時間
(2011年2月18日)