じぃ:殿、「黒部ダム」は話に聞く以上に素晴らしいところでございました。出会う人々も、みな優しく、親切に案内してくれました。あれほどのものを奥山につくったということにも頭が下がりまする。不思議なもので、景色を眺めているだけで、元気になるような気がいたしました。
太陽の守:ご苦労であった。こんどはわしも行ってみたいのう。
じぃ:このたびは山も色づく紅葉の季節でございましたが、春や夏でも、またそれぞれに格別の良さがあると存じます。じぃが案内いたしますゆえ、お供いたしますぞ。
太陽の守:楽しみじゃ。
じぃ:殿、見てくだされ。殿のためにじぃが黒部ダムをスケッチしてまいりました。
太陽の守:・・・これは・・・!!! 素晴らしい!!!
じぃ:うれしゅうございます。こんなに喜んでいただけるとは。じぃは本当に果報者・・・。
太陽の守:欲しいぞ~!!!
じぃ:え?え?
太陽の守:じぃ! 三日市の職人を連れてまいれ~!
じぃ:え?え?
---9時間後---
あ、できた!
本日もあっぱれ!黒部!!
「黒部ダム」の巻 ―紅葉編― 〈完〉