おみやげ品として次第に認知されるようになった「入善ブラウンラーメン」ながですけど、今度は「どこに行けば食べれるが?」という問い合わせが寄せられるように。おみやげ品としてお店に並ぶ以外には、イベントなどに出店して販売するだけで、飲食店での提供はしとられんかったがですけど、「入善名物というからには、ここ入善で食べるところがないと。」ということで、地元のラーメン屋さんなどに協力を依頼。「入善ブラウンラーメン」の認定条件を、海老味噌が使ってあることに絞って、メニューに採用してもらえるように働きかけました。
その結果、入善町内だけでなく朝日町から滑川市まで、約20店舗での提供が実現。スープの味付けも違い、坦々麺、ジャージャー麺、石焼きラーメンなど、お店ごとに特徴があるがで、食べ歩きができるまでに広まったがですっ!!「定義づけをゆるくしたことによって、プロの人たちに自由にアレンジしてもらえた。」その作戦が、見事に当たったがです!
きゃ~!!うんまそうながです~!!
「入善は、飛び抜けて目玉になるような観光資源があるわけでもなく、自分たちとしては『何もないところ』という感覚でした。」と佐田さん。他のところが一番で、入善はいつも二番手。「だからこそ、自分たちで入善にはこういうすごいものがあるんだよ、というものを作りたかった。」と、善商の取り組みにも力が入るがです。
「そういう気持ちは、青年部の先輩たちから受け継がれてきた気質だと思う。入善町で、ほかではマネのできないようなことができるのは、青年部OBをはじめとする周りのみなさんの温かい励ましがあるからで、本当に感謝しています。」
販売委託先の紹介や、関係各所との折衝など、たくさんの人たちの物心両面のサポートが支えとなり、「やるからには中途半端に終わらせず、思い切ってやってみよう。」という挑戦の気持ちも生まれたがです!!ブラウンラーメンを通じて町当局や農業関係者、商工団体との新たなつながりも生まれ、まちおこしの機運が高まってきとるがです。
今後はブラウンラーメンを軸に、入善町の特産品の掘り起こしや新たな商品の開発に取り組んでいきたい、と語る佐田さん。「原点に戻って、『入善』という名前を広める活動ができればと思っています。味がよければ尚良しですが、話題になり、商品を手に取ってもらって、結果的に入善を知ってもらう歯車のひとつになれば、それでいいのかな、と。」
入善町で会社やお店を経営しておられる立場から、営業に行った先で、「入善って、最近ラーメンで有名になっとるところでしょ。」という会話ができるだけでも、話のしやすさが違うんじゃないか、というのが佐田さんの思い。「入善という名前が広まれば、自分たちの商売もやりやすくなる。回りまわって、町全体が活気づいていけばいいな、と思っています。」
会社名にもある、「善(よ)い商(あきな)い」で町に元気を! ますますの盛り上がりを期待しとるちゃ~☆
まちを想う気持ちが伝わるから、人から人へと話題も広がるのじゃのぅ。今後の活躍が楽しみじゃ!
【合同会社善商】
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(2011年12月27日)