存在感のある個性的なアレンジ
記念日にお花! ちょっと特別なプレゼントに、意外性がプラスされたら、うれしさも倍増すると思いませんか?
フラワーデザイナーの原恵美さんは、そんな「人と同じじゃイヤ!」というワガママにも、しっかり応えてくれます。女性ばかりではなく、最近は男性へのプレゼントに花束をあげることも珍しくないとか。普通のフラワーショップで、無難にかわいく仕上げてもらうのも悪くはないのですが、どうせなら思い切ってインパクトのあるお花を贈りたい!という人にオススメです。
「わたしのつくるのは、一般受けするものばかりではないけれど、微妙なニュアンスを理解してくれて、『おまかせ』と言ってくれるお客さんもいます。」
独特の雰囲気は、たしかに異色で目を引きます。華やかなだけに終わらない、色合いと造形の美しさ。原さんの作品には、そんな魅力があるのです。
原さんの手にかかれば、自由な発想であらゆるものがステキに変身するがです!
オーダーメイドの花屋さん
そんな原さんのお店「emi green moon」は、一般的なお花屋さんとはちょっと違います。お花を並べて売っているわけではなく、注文に応じてお花を届けるというスタイル。看板も出していないし、いわゆる店舗のようなものもありません。
原さんの仕事場には、急な注文にも対応できるように多少のお花は準備されていますが、ほとんどの場合、仕入れるのは注文の品に必要な分だけ。オーダーメイドのお花屋さんなのです。
普通のお花屋さんでは見かけないような花材も使われ、必要とあらば、道ばたに咲いているような草や花も採用! 長持ちしなくて市場にはあまり出回らないお花でも、見事にアレンジしてくれるのです。また、生花だけではなく、造花やプリザーブドフラワーも取り扱っていて、花束、アレンジメントはもちろん、ショップやカフェのディスプレイ、ステージ装飾など、花に関することは何でもしています。壊れたり、色が褪せてしまったりした造花のお直しや取り替えもしてくれます。
素晴らしいプロの精神!原さんなら、安心して大切なお花をお任せすることができますぞ!
花束のなかでも、ウェディングブーケは特に気合いが入ります。
最近のウェディングドレスは、本当に華やか。スパンコールがちりばめられ、ひと昔前では考えられないようなデザインのドレスもあります。結婚式は花嫁さんが主役!ドレスにはこだわるのに、ありあわせのブーケでいいはずがありません。
「シャネルの洋服に、ユニクロのバッグは持たないでしょ。ブーケも一緒。イマドキのドレスやメイク、髪型に合わせたものにしないと、全体のバランスが壊れてしまう。」
現実離れしたドレスであればあるほど、組み合わせるブーケも難しい・・・。同じように非現実的な雰囲気で合わせるか、逆にあえてナチュラルな生花にするか。結婚式ともなれば、こだわりもハンパない! オーダーメイドならではのこだわりで、一生に一度のウェディングブーケなどでは、同じ花を何本か咲かせてみて一番いいものでつくる、ということも。花嫁さんが納得いくまで話を聞いて、最高の状態でお渡しできるように、というその心意気に脱帽です。