始まりは富山での交流会
成川さんは、黒部峡谷鉄道で営業企画のお仕事をされとるがです。トロッコ電車のニュースなどで、時々テレビでもお見かけします。これまで、観光やまちづくり活動に積極的に関わり、数々の企画やプロジェクトを実現してこられました。
でも、活動を続けるうち、「自分で何かをしよう、変えよう」という考え方には限界があると感じるようになり、1年ほど前から、人とのつながりを求めて、富山市で行われている異業種交流会に参加するようになったところ、黒部や魚津など新川(県東部)の人と会うことが多かったそうです。
「向こう(富山)で地元の人に会うのに、こちら(黒部)では会わない。おかしな話だけど、新川にはそういう場がなかった。新川でもやってよ、という声があって、始めたのが『夜活@東部』です。」
人と人をつなげよう
「夜活(よるかつ)」・・・。聞き慣れない言葉ですが、昨今ブームとなっている「朝活」の夜バージョンながです。富山では、「朝活」のネットワークがあり、成川さんがお手本にした「まなびあい大学」(月1回、19:00~20:30)もあります。でも、県東部ではそういう動きがなく、新しい人脈をつくりたいと思ったら、県の中心部まではるばる出かけていくしかありませんでした。
2010年10月、手はじめに「呉東(ごとう)ツイッター交流会&初心者セミナー」を黒部で開催。以後、数回の交流会を開催し、2011年3月からは「夜活@東部」となりました。
「ツイッター交流会のときは、フリーペーパーを発行している富山大学の学生を講師に呼んだりもした。そこには普通なら出会えなかった人たちが集まって、交流が生まれる。回数を重ねることで、参加者同士が仲良くなっていくんです。」
コツコツ活動を積み重ねることで、みんなに広がっていったがですね!すごいがです☆
異業種交流、と言ってしまうと、「ビジネスのため」と思われがち。でも、夜活の雰囲気はちょっと違うようです。
夜活@東部では、地域の人を講師に呼んで、お話ししてもらうスタイル。2011年6月時点でまだ4回しか開催されていませんが、実演(実技指導)も交え、和気あいあいと行われています。「自分の住んでいる地域を知ることと、交流によって人と人を結ぶことが目的。今は10人くらいの集まりだけど、いろんな人に気軽に参加してほしい。人と人がつながったら、なにか新しいことが生まれるんじゃないかと思う。」
いわゆるサークル活動とも違い、まったくの自由参加。「勤め先とか所属とか関係なく、一個人としてやっていること。異業種交流だから、共通点はむしろ無いほうがいい。全然知らなかった人と話すことで、いろんなことを教えてもらえるんです。」