
博物館体験の延長にあるカフェ
魚津市の海岸線に佇む魚津埋没林博物館。「埋没林」「蜃気楼」と、富山湾の不思議を堪能できる神秘的な施設の中にもう一つ、そこにしかない経験を提供するお店があるがよ。木々に囲まれたガラス張りの店内には、シンプルやけどおしゃれな空間が広がっとって、ショーケースの中には美しいフルーツがそのままの姿で標本のように展示されとるが。一体ここは…?気になるその正体は、スイーツとカフェのお店。その名も「KININAL」!!
平成30年(2018年)4月、魚津埋没林博物館にもっと多くの人に訪れてもらいたいと、人々の目的地となるべくKININALはオープンしたがよ。オーナーさんは、長年地元で愛されとる洋菓子店「リンデンバウム」を営んどられ、出店が決まった際には約1カ月間毎日(!)博物館に足を運んで市場調査をされたがだとか。そんな過程を経て生まれたこのお店は、展示品のような美しいフルーツを「フルーツなのか?ケーキなのか?」と、味わうだけでなく考えることも楽しめるお店ながよ。
不思議な店名は、お店の顔ともなるフルーツが「木になる」という概念に由来しとるがだとか。自然科学に触れられる博物館の、その延長線上にあるカフェとしてはピッタリなお店やちゃね♪


「KININAL」の「キニナル」人気スイーツ
みんながお目当てにしているKININALの人気商品は、あまり見たことがないホールフルーツケーキながよ。季節のフルーツを使ったそのケーキは、見た目はフルーツそのもの。でも、ナイフを入れるとお店こだわりのクリームやスポンジ、ソースが中に詰まっとって、下にはフルーツごとに味が異なるクッキーが敷いてあるがよ。それぞれの特徴を活かしたこのケーキは、「キニナル」だけでなく、口の中で瑞々しいフルーツと甘いケーキがコラボした幸せな味も堪能できるがよ。
斬新な見た目はSNSでも反響があり、みんなの「気になる」存在にもなっているそう。実際に訪れたお客さんは、写真で気になっていたスイーツを食べて、やっぱり「フルーツなのか、ケーキなのか、キニナル」という反応になるがやって。


贈り物としても選ばれる逸品
KININALでの特別な体験は、お店だけでなく店外でも経験できるがよ。お持ちかえり用のケースは、ホールケーキがちょうど1個すっぽり入る大きさ。側面は透明で、まるで標本のように中身を鑑賞することができるがよ。ご家庭でも見て食べて楽しめる工夫がされとるがやね!
また、贈り物としても大変好評だそうで、手土産に買ってかれるお客さんも多いがだとか。いただいた方も、きっと初めてみるであろう美しい姿を鑑賞した後、美味しくいただけるという2つの意味で特別な体験を味わえるがよ。
KININALでは、季節ごとにその時々の美味しいフルーツを全国から厳選して取り寄せ、1年を通して約10種類のホールフルーツケーキを販売しとるがだそう。また、ほかにもホールフルーツジュースやハンドドリップのコーヒー、ソフトクリームなどのメニューも展開。訪れる季節によって旬のフルーツで新たな体験ができるがで、常に「キニナル」お店であり続けるがやね!


取材させていただいた団体・品 | KININAL ホールフルーツケーキ |
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TEL | 0765-24-4014 |
住所 | 魚津市釈迦堂814 魚津埋没林博物館エントランスホール内 |
価格 | 950円〜(税込) ※ケーキの内容は季節によって変動します。 |
営業時間 | 10:00〜17:00 〈定休日〉 木曜日(冬季期間は休業) |
備考 | 〈ホームページ〉 https://kininal.co 〈Instagram〉 https://www.instagram.com/kininal_official 魚津埋没林博物館はカフェのみのご利用も可能です。 |
(2025年3月31日)