黒部の人気スポット!くろべ牧場まきばの風
黒部市の高台にある新川牧場は昭和44年(1969)に富山県東部の酪農振興をめざして開発されたが。敷地内にある「うしのいえMOOガーデン」は一般の人も訪れることができるレジャー施設で、立山連峰僧ヶ岳を背景に牧草地帯が広がり、眼下には黒部川扇状地を一望できて景色がきれいなん! 約200頭のウシが飼育されているほか、ヤギ、ヒツジ、ミニブタ、ポニーやウサギと触れ合うことができるから、休日は家族連れで賑わうがよ。
MOOガーデン内の小さな工房では、くろべ牧場で採れた新鮮なミルクをふんだんに使ったジェラートやソフトクリーム、プリンなどを製造販売しとるが。中でも人気を二分するがはソフトクリームとジェラート。週末やイベント時には長蛇の行列ができるほどなが(@_@;) 二つの主原料になるのは、くろべ牧場こだわりのミルクだということで、おいしいミルクの秘密を探ってみたちゃ!!
おいしいミルクの秘密
くろべ牧場のハウスミルクは、コクがあるのに後味がさっぱりしていておいしいと評判。日本で飼育されている乳牛の約99パーセントは「乳用牛の女王」と呼ばれるホルスタイン種で、日本人が日ごろ飲んでいるのはこのミルクがほとんど。でもくろべ牧場ではホルスタイン、ジャージー、ブラウンスイスの3種類のウシを飼育しとって、ハウスミルクはこれらをブレンドして作っとるが。この3種のブレンドミルクは日本中探しても珍しいがやって! お乳の出が抜群に良いホルスタイン、乳脂肪率が高くバターやクリームなどに向くジャージー、乳成分が濃厚でチーズなどの加工品に向くブラウンスイスと、それぞれの特徴があって、季節によって乳脂肪量や成分も変わるから、他にはない、くろべ牧場オリジナルのミルクができるがやね。
くろべ牧場のミルクのおいしさにはもうひとつ秘密があって、搾った牛乳の処理の仕方に特徴が。一般的に生乳は成分を均一化する処理をして(ホモジナイズ)、短時間での超高温熱殺菌をして牛乳を大量生産するが。でもくろべ牧場ではより自然のままの風味を生かしたミルクを作るために均一化する作業をせんが(ノンホモジナイズ)。
ノンホモ牛乳には良い品質の原料が求められるし、低温で長時間殺菌するため作業の効率は悪いけど、生乳に元々含まれる成分やミネラルを多く残すことができ、なんと言っても風味とコクがあって後味がさっぱりしていておいしい! しかも体内にゆっくり吸収され、おなかも壊しにくいと言われとるが。くろべ牧場の牛乳はおいしいだけでなく、からだにも優しい牛乳やったがやね。
こだわりミルクから作ったこだわりジェラート
くろべ牧場では自慢のハウスミルクをふんだんに使ったジェラートを常に20種類そろえとるが。どれもおいしそうで悩むけど、一番のおすすめは「ラッテ」。ラッテはイタリア語で「ミルク」の意味で、名前のとおりミルクの風味が豊かなジェラートなん。コクがあるように感じるけど、後味がさっぱりしとるのが特徴。人気のソフトクリームも「ラッテ」と同じ原材料で作っとって、二つの違いは空気の含有量ながやって。フレーバーがついた他のジェラートも元になるのはこの「ラッテ」で、くろべ牧場のミルクの良さを活かしたジェラートを作るために、試作と試食を繰り返しとられるが。地元の農家と協力して季節の地場産フルーツを使ったジェラートの商品開発にも力を入れておられるがよ。どれも甘さ控えめで口の中でさらりと溶ける食感がたまらんちゃ!!
これから残暑が続く季節には、景色を楽しみながら食べる冷たくておいしいジェラートはやみつきになるし、手みやげに持ち帰ってもおいしさはそのままながよ☆ 新鮮なミルクで作った牧場のジェラート、是非食べてみて!
取材させていただいたお店・品 | くろべ牧場まきばの風 ジェラート |
---|---|
価格 | シングル(カップ)300円 ダブル(カップ)370円 カップジェラート 250円 ※Mooガーデン内価格(価格が変更されている場合があります。詳しくは、くろべ牧場のホームページでお確かめください) |
TEL | 0765-52-2604 |
住所 | 黒部市宇奈月町栃屋字広谷4 |
備考 | <ホームページ> http://www.kurobe-bokujyo.jp/ 〈営業時間〉 4月〜10月 10:00~17:00/11月〜3月 10:00〜16:00 〈定休日〉 3月〜12月 水曜日/1月・2月 平日(月〜金曜日)/年末年始 ※冬季期間は休業することがあります |
(2012年08月10日)