水のプロが掘り当てた宝の水
黒部市は「名水の里」とも呼ばれるくらい水が自慢の土地ながやけど、その中でもさらに美味しい水を提供しているのが丸田工業さんなが。昭和35年(1960)に創業されて以来、地質調査からさく井工事まで地元黒部で水に関する事業をされとるがよ。
宝石の水の販売を始められたキッカケは、昭和49年(1974)頃、会長の丸田信夫さんが東京に行かれた際に口にした水が、あんまり美味しくなかったそうで・・・「黒部のうまい水を飲ませてあげたい!」と思われたのが始まりながやって。それで長年の経験を活かし、まずは自宅で186mの井戸を掘ってみたら、とっても美味しい水が出たそうなが。それならば、もっと深いところにもっと美味しい水があるはずだと、数年かけて土地を探しだし、それまでの経験と勘で見事に宝石の水を掘り当てられたがよ。さすが水のプロ!!
普通の井戸の深さは20〜60m程ながやけど、この井戸は222mもある深井戸。黒部川流域の地中深くには、浄化性の高い花こう岩が広がっとって、その地層を水が長い歳月をかけゆっくり浸透することにより、不純物が取り除かれた完全無菌な水になるそうなが。さらにその過程でナトリウムを含むことによって、弱アルカリイオン水になるがやって。
水質検査に立ち会った大学教授が、稀にみる良質の水に「水の宝石!」と太鼓判を押されたのがヒントになって「宝石の水」と名づけられたそうよ。次の章では、宝石のように綺麗な水の秘密を調べてみるちゃね。
体にしみわたる美味しい水
宝石の水の特徴は、喉ごしまろやかな口当たりの良い、飲みやすい水なが。これにはいくつかの理由があるがよ。一つは、弱アルカリ性ということ。宝石の水は、人間の体液に近い7.6pHという弱アルカリ性(ちなみに体液は約7.4pH)。体液に近い水質だから、すーっと体に沁み渡るし、なめらかな喉ごしの良さも感じられるがよ。もう一つは、硬度31mg/Lの軟水ということ。軟水であることで、喉にひっかからずゴクゴク飲めてしまうがよ。さらに胃腸にやさしいといわれる炭酸水素ナトリウムも含まれとるがやって。
このように、宝石の水はとにかく人にやさしい水ながで、生水が苦手な方や便秘がちな方、薬を飲むときやあかちゃんのミルクにもおすすめ。また、そのまま飲むのはもちろんのこと、料理やお茶・コーヒー等に加熱して使ってもおいしいがよ。宝石の水で入れたコーヒーは、角がとれて口当たりがよくまろやかになるそう。他にも、お米との相性が抜群で、癖のない水だからお米のうまみをググっと引き出してくれるがよ。特に黒部のお水で育った黒部産米とならその効果は絶大なので、ぜひ試してもらいたいちゃ!
パックに込めた思い
丸田工業さんでは、原水を2リットルまで無料で開放されとるが。だから、現地に行くと汲みたての宝石の水を飲むことができるがよ。調査隊が訪れた時も、沢山の方々が水を汲みに来られとったちゃ♪
でも、水源のある黒部まで足を運べる方には汲みたてを味わってもらえるけど、遠方の方はなかなか難しい・・・。そこで、丸田工業さんは、汲みたての美味しさをそのまま届ける方法を考えられたがよ。
その方法とは、パックに詰めるというもの。水はペットボトルで売られとるイメージながやけど、それだとボトル内で空気に触れる回数が多く、せっかくの弱アルカリ性が酸化し始めて、汲みたての味が損なわれてしまうそうなが。でも、クリーンルームで紫外線殺菌処理をしたパックなら、お水を空気に触れさせることなくそのままで満たすことができるがよ。そうすることによって、商品の封を切った時が汲みたてと同じ美味しさになるようになっとるがやって。
しかも、品質も厳しく管理されとるから、安心安全の非加熱処理の自然水として届けられるがよ。
お水と共に、たくさんの方に本物の自然水を味わって欲しいという願いがパックには込められとるがやね。黒部の大地が育てた自然そのままの水の美味しさを、ぜひ飲んでみたって~!!
取材させていただいたお店・品 | 丸田工業株式会社 丸田工房 宝石の水 |
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TEL | 0120-52-1638(フリーダイヤル) |
住所 | 黒部市金屋1500(飯沢東信号の横) |
ホームページ | http://宝石の水.com/ |
営業時間 | 8;00〜17:00 〈定休日〉 第2・4土曜日、日曜日、祝日 ※無料開放の原水は、6:00〜21:00の時間内でのご利用となります。 |
(2016年10月19日)