鮮やかなピンク色の外観が目を引くケーキ店・パティスリージュメル［jumelle（仏）双子］は、その名の通り、北山典子さん・圭子さんの双子の姉妹が美味しく可愛いケーキを提供しとるがよ。
今ではすっかり黒部の定番となったジュメルさんのケーキやけど、そのルーツは典子さん・圭子さんのお姉さんがお家で作ったケーキながやって。当時、中学生だった典子さんは、お姉さんのケーキ作りのお手伝いがとても楽しかったそう。それで、高校1年生の時にはその道へ進む事を決め、卒業と同時に修行に入られたが。そして25歳頃、修行先の先輩が九州でお店を出すことになり、典子さんは将来自分がお店を持つときの経験なるだろうと手伝いに行くことになったがよ。

一方その頃、圭子さんはレストラン業界で働とられました。しかし、典子さんの将来の話を聞き、いつかお店が出来たときに少しでも力になれれば･･･と考え、一緒に九州へと向かわれたが。当初、お手伝いは3～4ヶ月程度と思っていた圭子さん。ところがケーキ作り、店舗運営、飾りつけ、カフェ部門、販売促進etc･･･多様な仕事内容に加え、そのケーキ店の奥さんが産休に入るというタイミングも重なった為、入店から半年後には大きな責任を担う事となり、分からない事だらけで苦労の連続だったとか。結局、大変な日々は2年にも及んだがよ。

そんな大変な修行時代を頑張り抜いた典子さんと圭子さん。すると、いざ黒部でお店を出そうとなったとき、修行時代の先輩達やデザイナーさんが、場所探しやデザイン、そして開店した後の事まで話し合い、共にお店を作り上げてくれたがよ。そのおかげで、最初に考えていたお店よりも、ずっと大きく立派な店舗になったそう。「たくさんの方々に助けられて今でも大変感謝している」との事やけど、お二人の頑張りがあってこその助力だったがやね！
こうして出来たお店は、女性らしいピンクを基調としつつ、黒の柱枠で力強さも表現されとるが。これは、典子さんの女性らしさ・優しさ・芯の強さをイメージされているそう。先輩やデザイナーさん達の想いが伝わってくるようやちゃね♪