アメリカンピザの専門店
イタリアを発祥とし、アメリカでは国民食といわれ、日本でも親しまれているピザ!日本では昭和40年(1965)ごろに、アメリカから輸入された冷凍ピザが販売されたことをきっかけに普及し始めたが。昭和60年(1985)には、アメリカの大手宅配ピザ店が東京に出店し、その後続々と全国に広がっていったがよ。そのため、日本ではアメリカンピザというと、冷凍ピザや宅配ピザのイメージが強くなっていったが。
一方で発祥であるイタリアンピザは、1990年代のバブル期に起こった「イタメシブーム」にのって、石窯のある専門店やレストランで食べる高級なピザとして広がっていったが。そのため、アメリカンピザを食べられる専門店は、イタリアンピザの専門店に比べるとずっと少ないがよ。
そんな全国的にも少ないアメリカンピザの専門店が黒部市三日市にあるがよ!それが、地元で大人気のポレポレジャンボリー。平成6年(1994)にピザジャンボリーとして祖業され、平成23年(2011)には地場産品を取り扱う直売所を併設・ポレポレジャンボリーとしてリニューアルオープンされたがよ。
アメリカンピザの魅力
ジャンボリーのオーナー・辻浩人さんとアメリカンピザとの出会いは、アメリカ西海岸へ留学された20代の頃。それまで冷凍ピザしか食べたことのなかった辻さんにとって、アメリカンピザのおいしさは衝撃的だったそうながよ。さっくりふんわりしたピザ生地に、たっぷりの具とチーズがのったピザに夢中になったがでやって!
辻さん曰く、「アメリカンピザの魅力は、外はパリッと、中はもっちりとした歯ごたえのあるピザ生地に、ジューシーな具がたくさんのること!」。また、イタリアンピザは1枚を1人前とするのに対して、大型のものをピザカッターで放射線状に等分し、一切れずつ手でつまんで食べるのがアメリカンピザ。辻さんは、日本では見たことのなかった大きな大きなピザを囲んで、みんなで楽しく食べるスタイルにも魅力を感じたそうながよ。
シンプルさの追求
ジャンボリーのピザは、地元の人はもちろん、黒部に住むアメリカ人も太鼓判を押すおいしさ!薄く伸ばした生地にトマトソース、具、チーズを盛って、オーブンへ。ピザ作りはいたってシンプルに見えるけど、そこには辻さんのこだわりがあるがよ。
アメリカンピザはイタリアンピザと比べると、厚みのある生地にたっぷりの具をのせるのが特徴。
薄い生地のイタリアンピザは、高温短時間で焼き上げるために石窯が向いているのに対し、アメリカンピザは、やや低温の220℃~240℃でじっくり焼き上げるが。そうすることによって、素材の味を十分に引き出すことができるがやって。現在使っているガスオーブンは2台目ながやけど、その横には1台目のオーブン蓋が飾られており、辻さんのオーブンへの愛着の深さが窺えるちゃね。
焼きあがったピザ生地はパリッとして中はふんわり。チーズは程良く焦げ目がついてトロトロ。さらに、地元農家から直接仕入れる野菜などの具材も、オーブンでじっくり焼かれてうまみが引き出されるがよ!おいしいピザ作りを目指して良い素材を求めていくと、自然とシンプルになっていったがだそう。
そんなシンプルでおいしいアメリカンピザは、大勢で楽しく食べてこそ!ながで、ホームパーティーや差し入れなど、ワイワイみんなで集まるときにぜひ食べてみて~☆
取材させていただいたお店・品 | ポレポレジャンボリー(旧ピザジャンボリー) |
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価格 | ハーフ&ハーフ (ジャンボリーコンボとスーパーオニオン) 28cm/2~3名様用 1,630円 |
TEL | 0765-54-2605 |
住所 | 黒部市三日市3833-6 |
備考 | https://www.facebook.com/Poreporejanbori 〈営業時間〉 11:00~15:00 17:00~20:00 〈定休日〉 月曜日、第3火曜日(祝日の場合は営業、翌日休業) |
(2013年02月21日)